ゆるのび読書日記

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【ミステリー】名探偵の掟/東野圭吾【感想】

こんにちは、広茂実理です。

今回紹介させていただきたいのは、読みながら「えっ?」となった作品です。

 

◆作品について◆

書名:名探偵の掟/講談社

著者:東野圭吾

頁数:307ページ

ジャンル:ミステリー

 

 

~こちらは短編集やちょっと変わったミステリーを読みたいという方におすすめしたい1冊です~

 

◆あらすじ◆

完全密室、時刻表トリック、フーダニット、ハウダニットなどの12の難事件に挑む名探偵と脇役警部の短編集。

数々の難事件を解いてきた名探偵が辿り着いた「ミステリ界の謎」とはいったい何なのか。

本格推理にある「お約束」をぶった斬る、ユーモアたっぷりのミステリー。

 

【感想】

帯に「お約束」を破ったと書いてあり、推理小説にあるお約束を破るとは、と興味を持ったのが出会いでした。

小説の世界、それもシリーズものだと理解している登場人物たちも面白く、著者ならではのどんでん返しもあり、ユーモアたっぷりで楽しめる作品です。

中にはとんでもないトリックも描かれており、推理しながら読むという楽しみ方は出来ません。

読者目線に立ってセリフを調節するキャラクターたちのコミカルさに、あっという間に読了してしまいました。

 

〇まとめ〇

こんなこと書いていいのかとさえ思ってしまう内容ですが、だからこそ面白いのかもしれません。

虚構世界の中で見え隠れするリアリティに、クスッとなりながら軽く読めてしまいます。

「お約束」を知っている推理小説好きな方も、知らない方も楽しめる1冊でした。

是非、興味を持たれた方はお手に取ってみられてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます!