【音楽×スパイ】ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒【感想】
こんにちは、広茂実理です。
今回紹介させていただきたいのは、ラストまでドキドキしながら一気に読み終えてしまった作品です。
◆作品について◆
書名:ラブカは静かに弓を持つ/集英社
著者:安壇美緒
頁数:312ページ
ジャンル:音楽×スパイ
- 価格: 1760 円
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~こちらは音楽やスパイもの、法律方面のジャンルが好きな方にもおすすめしたい1冊です~
◆あらすじ◆
チェロを習う少年、橘樹は、ある日思いがけない事件に遭遇する。以来、彼は暗い悪夢に襲われながら生きていた。
社会人となり音楽の著作権を管理する仕事に就いた橘は、上司から音楽教室への潜入調査を命じられる。
それは著作権法の演奏権侵害の証拠を集め、音楽教室との裁判に備えるためだった。
身分を偽り指示された音楽教室に通い始め、再びチェロを手にした橘を待っていたのは……。
【感想】
法律というと堅苦しいイメージですが、わかりやすく描写されていて、サラッと読むことができました。
実際にあった事件を題材にしていたり、私自身が子ども時代に音楽教室に通っていたので、個人的には興味深い作品として読めました。
スパイものというと、どこか外国の風景を思い描いてしまいますが、こんなにも身近な、想像しやすい世界観で表現されているのは面白かったです。
替えがきくもの、きかないもの。そういった対比のある作品だと感じました。
〇まとめ〇
堅苦しい題材ゆえか、全体的にライトな仕上がりの作品だと感じました。
つい応援したくなる不器用な主人公の人の良さが滲み出た作品です。
是非、興味を持たれた方はお手に取ってみられてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます!
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