ゆるのび読書日記

読んだ本や日々のことを書いています

【文芸】かがみの孤城/辻村深月【感想】

こんにちは、広茂実理です。

今回紹介させていただきたいのは、読めば考えずにはいられなくなる救いの物語です。

 

◆作品について◆

書名:かがみの孤城/ポプラ社

著者:辻村深月

頁数:558ページ

ジャンル:文芸

 

 

~こちらは青春ものが好きな人や、ミステリージャンルが好きな方にもおすすめしたい1冊です~

 

◆あらすじ◆

不登校の少女、こころの部屋で、ある日突然鏡が光り始める。その鏡を潜り抜けると、お城が目の前にそびえていた。
鏡の向こうの世界で出会ったのは、こころと似た境遇の子供たち。
集められた7人の中学生。9時から17時までの時間厳守の謎の城。
胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す。

 

【感想】

読み始めると、学生時代の記憶が蘇りました。どんどんと主人公の境遇と私の過去を重ねていき、とても苦しくなりました。

それほどに著者は子どもと大人の両目線の心理描写を丁寧に描いているのだと感じました。

大人になった今と、子どもだった過去。どちらもを励まし、救ってくれた作品。読み終わった時の嬉しさと驚きと感動は、忘れがたいものでした。

ミステリーパートも秀逸で、一気読み必至の1冊です。

 

〇まとめ〇

孤城の秘密や怒涛のラストパートは特に目が離せない、つい一気読みしてしまう1冊です。

子ども大人関係なく、生きづらさを感じている人に是非読んでもらいたい作品です。

是非、興味を持たれた方はお手に取ってみられてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます!