【文芸】ライオンのおやつ/小川糸【感想】
こんにちは、広茂実理です。
今回紹介させていただきたいのは、優しくて温かい、涙なしでは読むことのできない一冊です。
◆作品について◆
書名:ライオンのおやつ/ポプラ社
著者:小川糸
頁数:255ページ
ジャンル:文芸
- 価格: 1650 円
- 楽天で詳細を見る
~こちらは生き方や生死について迷っている人、心理方面のジャンルが好きな方にもおすすめしたい1冊です~
◆あらすじ◆
若くして癌に蝕まれ、医師から余命を告げられた主人公が、残りの日々を瀬戸内の島にある「ライオンの家」というホスピスで過ごすことを決める。
そこでは毎週日曜日、入居者が思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」が設けられていた。
死ぬとはどういうことなのか、様々な思いに向き合いながら最後の迎え方を模索していく彼女がリクエストした「おやつ」とは……。
【感想】
事前情報なしに読み始めて、これが終末期を軸にしたストーリーであるとすぐに気付きました。
個人的には内容に感情が引っ張られるタイプなので、引きずってしまったらどうしようかと戸惑いましたが、まったくの杞憂でした。
それほどに優しく、温かく、寂しいも確かにあるけれど、怖くないよと教えてくれる物語でした。
日々の当たり前は有り難いことだと伝えてくれる素敵なお話です。
〇まとめ〇
健康な方、療養中の方、どんな方にも読んでほしいとオススメできる、気付きの物語です。
最後まで読むと優しい感動に包まれる一冊。出会えて良かったと思える作品でした。
是非、興味を持たれた方はお手に取ってみられてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます!
- 価格: 1650 円
- 楽天で詳細を見る