ゆるのび読書日記

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【ミステリー】ヴェールドマン仮説/西尾維新【感想】

こんにちは、広茂実理です。

今回紹介させていただきたいのは、読了後に思わず「やられた」と口から出てしまった1冊です。

 

◆作品について◆

書名:ヴェールドマン仮説/講談社

著者:西尾維新

頁数:274ページ

ジャンル:ミステリー

 

 

~こちらはエンタメやミステリー、どんでん返しが好きな方におすすめしたい1冊です~

 

◆あらすじ◆

祖父母、父母、兄弟姉妹が探偵や事件捜査に関わる優秀な家族という、ハウスキーパーの主人公視点で展開される物語。

控えめな青年、真雲はある日強烈な「首吊り死体」を発見し、奇妙な連続殺人事件を追うことになる。

被疑者は怪人ヴェールドマン。布に異様な執着を示す犯罪スタイルからそう呼ばれている。

 

【感想】

真雲が家族の知恵を借りながら対話と行動力で事件のピースを集めていく様は、どこか親近感のもてる普通の人という印象がありました。彼と一緒に推理しながら読み進めていけたのも楽しめた要因の一つですね。

キャラクターが多いにも関わらず、一人一人の個性が際立っていて、よくある「誰だっけ」がありませんでした。

ラストのどんでん返しは予想外も外で、思わず「やられた」と言ってしまう程。是非続きが読みたいです。

 

〇まとめ〇

著者の記念すべき100冊目の作品ということで、今までのシリーズ作品ではなく新作を書いたのが本作だそうです。

エンタメ色の強い個性豊かな登場人物に、独特のテンポの良い言葉遊びは今作も健在でした。

著者の作品を読んだことがない方にもおすすめです。

 

 

是非、興味を持たれた方はお手に取ってみられてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます!